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ブログ花火ってどう作られてるの?
こんにちは!
エンペラーペイントの田中です😊
最近花火を見る機会が多かったのですが
ふと、「花火ってどう作られてるの?」と疑問に思ったので
調べてみました。
👇
花火製作のおおよその流れを簡略に説明すると上の図のようになります。
工程は、①火薬の調合、②構成パーツの製作、③組立に大きく分かれています。
現在は既製品が使われますが、競技などで使用する玉、または製作にこだわる花火作家はいまでも重要な構成部品を手作りします。
また、こうした構成パーツは星にしてもただ一種類だけのものではありません。
込める玉の号数(大きさ)によりまず星の大きさが違います。
そして発する色やその変化、作る花火の種類によって、
花火職人は多種類の星やパーツをを作り分けていきます。
またその製作工程の各段階で天日乾燥という天候次第の重要な工程が間に入ります。
1.玉殻の半分の内側に完成した星を並べていきます。
片方の中央には親導が差し込まれます。
2.中央に間断紙に包んだ割火薬を詰めます。
これを1ユニットとして半分づつ計2個造ります
3.完成した半分づつを両手に持って一つに合わせます。
このような製作方式を「ぱっくり法」といいます。
4.左右を一気に一つに合わせます。
5.外にハミ出した紙をはさみでカットした後、テープなどで仮止めしておきます。
6.玉貼り。合わせた玉の外側にクラフト紙等を何重にも貼り重ねていきます。
👆の玉貼りは組立作業の中でも重要な工程のようです🫡
日本の花火が丸く大きく開くためには、火薬の爆発力や形態もさることながら
「張り」が重要な役割を持っているとのこと。
玉殻が爆発力に対して適当な抑止力となることで、かえってその反発で大きく開くというわけです。
この両者のバランスで、花火が開いたときの「盆(ぼん)」の大きさや
星が拡がるスピードが決定しますから重要な要素といえるわけです。
また同時にこの両者の加減や尺度も花火作家ごとに違っていて、
生み出す花火の個性の一部であるといえます。
この玉殻に「張り」を持たせるための工程が玉の上貼りと乾燥。
組上がった花火玉の上から、何枚もの紙(現在ではクラフト紙などまたはガムテープ状の糊付き用紙)を規則正しく糊貼りしていきます。
この工程もまた全て手作業になります。
玉の大きさによって貼り重ねる紙の枚数が決まっていますが、
業者によっても違いがあります。
貼ったあと床などでコロコロころがして空気を抜く作業(ゴロがけ)の後、
天日に乾かす作業を何度か繰り返し、花火玉の完成です。
田中が少し調べただけでも、尊い作業がたくさん出てきました…
私たちが見ている花火にはこんなにたくさんの手間がかかっているのですね🎆🥺
今週末も花火大会に行く予定なので
作り手の方の気持ちを想像しながら、感謝して花火を楽しみたいと思います。